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イベントレポート「ゆめ・まち 大人の社会科見学in豊中2023」 2-1/文化にふれる社会科見学 消しゴムでレトロデザイン!豊中・文化財の魅力

「ゆめ・まち 大人の社会科見学」は、こどものころの社会科見学で感じたあのワクワク感はそのままに、大人になった自分の視点から見る「まち」の魅力や課題を考えることで、「まち」をもっと好きになるプログラムです。

この講座での気づきや出会いから、豊中の「まち」への新しい視点や関わり方を「新発見」・「再発見」しました。

<第2期:文化にふれる社会科見学>の第1回目は、9月8日(金)19:00~21:00に「消しゴムでレトロデザイン!豊中・文化財の魅力」をオンラインで開催しました。

 

【登録文化財とその活用】

まずは大阪府登録文化財所有者の会の事務局長である青山修司さんから、国登録有形文化財や大阪府登録文化財所有者の会の取り組みについてお話いただきました。

国登録有形文化財とは、1996年10月に文化財保護法の一部改正に伴い誕生しもので、50年を経過した歴史的建造物のうち

①国土の歴史的景観に寄与している

②造形の規範となっている

③再現することが容易でない

この3条件のいずれかに当てはまり、文化財として登録されたもののことを指します。またそれらを保存活用していく目的のものです。

そして、このような登録文化財を所有している一般の方々をサポートするために全国に先駆けて2005年に大阪府登録文化財所有者の会が設立されました。
登録文化財を所有されている方々の責務や悩みなど様々な情報交換を行い、そして世の中へ情報発信をすることで登録文化財への関心を高め、更なる登録文化財制度の促進に寄与していくために活動しています。

そのために歴史的建造物などで会議・レセプションを開催し特別感を演出できる会場である「ユニークベニュー」として登録文化財を活用することを推進したり、登録文化財・歴史的建造物の情報やルート検索、音声ガイドが掲載されている「大阪文化財ナビ」の運営、歴史的建造物に行くきっかけを作るための「御財印帳」の制作などをしています。

 

【消しゴムハンコ作り】

続いて、みなさんが楽しみにしている消しゴムハンコ作り。
講師としてSalon des 有香衣の尾原葉香さんからレクチャーがありました。

尾原さんは大阪府登録文化財所有者の会の青山さんが所有されている青山ビル(国登録有形文化財)で書道と篆刻のレッスンを行われており、御財印帳のスタンプのデザインもしています。今回はうさぎの消しゴムハンコ作りをしていきます!

まずは彫刻刀の使い方を練習しました。掘りたい場所にまっすぐ刃を入れるのではなく45°程度斜めに入れると綺麗に掘れます!

練習が終わった後はうさぎが描かれた台紙を下に敷き、トレーシングペーパーで下書きをしていきます。
その後、下書きをなぞりながら消しゴムに転写します。
ここからいよいよ消しゴムを掘っていきます!最初に外周の不要な部分をおおまかにカットします。
そして耳の上から背中、しっぽを通ってお腹、最後に顔から耳にかけて細かくカットしました!

皆さん、失敗しないように真剣なお顔で彫られていました!

彫れたら、紙に試しに押してみて微調整したら完成です。
どんなハンコに仕上がったでしょうか。

 

【登録文化財の保存】

ここで消しゴムハンコ作りは一旦終了し、再び大阪府登録文化財所有者の会の青山さんに登録文化財の保存の仕方についてお話いただきました。
登録文化財の保存は博物館や展示のようにショーケースに飾って保存するのではなく、しっかりと活用して後世に伝えていくことが保存に繋がっていきます。文化財を守るために文化財のファンになっていただき、応援してもらうことが一番なのです。

そして正雀駅にある旧中西家住宅や高槻市駅にある安満遺跡・旧京都大学高槻農場、池田駅にある小林一三記念館、岡町にある奥野家住宅など大阪府内にある登録文化財をいくつかご紹介いただきました。

「ぜひ、文化財に足を運んでいただき、そこで感じたことを所有者の方にお話いただければ、励みになります」と青山さんから参加者の方々へ思いを伝えられていました。

皆さんもお気に入りの文化財を見つけて積極的にイベントなどにも参加してみてくださいね。

 

【文化財との出会いと楽しみ方】

ここからは、消しゴムハンコの残りの作業をしながら青山さんと尾原さんと司会者とのクロストークへ。
初めに講師のお二人が文化財と出会われたきっかけをお伺いしました。

青山さんは代々住まわれていた住居が青山ビルとして文化財に登録されたということで、こどもの頃からよく出入りしていて馴染みの場だったそうです。身近でみんなが残したいと思っているものが登録文化財になるというお話がありました。

一方、尾原さんが文化財と出会ったきっかけは、教室を開く場所を探していた際に出会った青山ビル。もともと尾原さんは歴史のある建物が好きで、そのような建物で教室ができればより楽しく参加してもらえると思い入居されたそうです。

青山ビルの特徴としてステンドグラスがあったり、阪神甲子園球場から株分けされたツタが外壁を覆っていたり、蒸気で木を曲げて作られた昔ながらの手すりがあり、凄く手になじむそうです。
青山さんは、生活することを考えられた建物で優しさを感じるところが気に入っているポイントだそうです。

次にお二人が好きな文化財やその楽しみ方を伺いました。

尾原さんは中之島の風景が好きで中之島図書館や難波橋の辺り、川から中之島公会堂を見たりと昼と夜で違った一面を見られるポイントが楽しいそう。

また青山さんは大阪城や通天閣などの高い場所に上って、眼下に広がる街に文化財を探してそれらを見ながら「昔はどのような風景が広がっていたのだろう」と想像するのが好きとのこと。

お二人のように皆さんも好きな文化財や楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。

最後に文化財を見に行く時に気を付けていただきたいことを伺いました。

大阪の文化財の特徴として住居が多く、文化財に実際に住まわれていることもあります。
そのため、訪れられる際は3つの注意点を守り、楽しんでほしいとのこと。

大阪文化財ナビなどで連絡先を調べて事前に連絡してください。

②建物に入る際に靴下は履いていただき、荷物は建物を傷つけないように気を付けてください。

③お庭がある建物などではヒールなどとがった靴は地面を傷つけてしまうため、ご遠慮ください。

マナーを守って文化財を楽しみ、そして未来に残していきたいですね。

ご参加いただいた皆さんに感想を紙に書いていただきました!

「文化財大好き」

「訪れて体感する!」

「街にある文化財探してみます!」

「文化財ナビを見てみます」

「御財印帳ゲットします!」

など、この講座を通して、消しゴムハンコを楽しんでいただいたり、登録文化財に興味を持っていただけようです。

これからも文化財を楽しみながら、保存と活用について興味を持っていただけたら嬉しいです。

 

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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