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イベントレポート「ゆめ・まち 大人の社会科見学in宝塚 2024」 第2回/未来をおもう 宝塚で刻む カホンdeリズム!

「ゆめ・まち 大人の社会科見学」は、こどものころの社会科見学で感じたあのワクワク感はそのままに、大人になった自分の視点から見る「まち」の魅力や課題を考えることで、「まち」をもっと好きになるプログラムです。

この講座での気づきや出会いから、宝塚の「まち」への新しい視点や関わり方を「新発見」・「再発見」しました。

 

<ゆめ・まち 大人の社会科見学in宝塚2024>の第2回目は、9月14日(日)10:00~12:00に「宝塚で刻む カホンdeリズム!」を宝塚市立中央公民館で開催しました。

 

【宝塚でのこども達の育成を見守る活動】

まずはナビゲーターである宝塚ふぁみりぃ劇場の喜多河さんから、宝塚での団体の取り組みについてお話いただきました。

宝塚ふぁみりぃ劇場では、生の舞台鑑賞や体験遊びを通してこども達が自主性や協調性を育めるように見守る活動をしています。自分たちが楽しいと思えることを大切に、舞台鑑賞の際の看板づくりやチケットもぎりなどの運営にもこども達が参加して楽しんでいます。

あらゆる世代の会員が、今できることで、つながりを持ち続けられるように活動の場をつくっており、親と子、こども同士、親同士など人とのつながりを大切にしているそうです。

また、他の地域団体とも連携をとり、新たなつながりや活動を知ってもらうことで、地域全体でこども達の育成を見守っています。

 

次に宝塚で梱包資材会社を営みながら、こども達の居場所づくりや引きこもり支援の活動に取り組まれている有限会社太陽商会の武田さんからお話を聞きました。

武田さんは宝塚で町おこしをしたいと思っていたところ、社会福祉協議会の方から引きこもり支援についての話を聞き、何かできることはないかと引きこもりの方が社会復帰できるようにサポートができる仕組み「スミレン’sワークいろり」を立ち上げました。その後、不登校児童の居場所づくりについても社会福祉協議会の方から相談され、不登校児童のみではなく、地域のこども達が集える場所を事務所の一角に作り、こども達の話相手をしながら見守っています。

人々がだれとでも分け隔てなく接し、困っている人がいたら手を差し伸べる社会であってほしいと活動されている武田さんのお話に、参加者もうなづきながら真剣に聞いていました。

 

【ダンボールカホンづくり】

いよいよ、参加者が楽しみにしていたダンボールカホンづくり。

材料となるダンボール、竹ひごが配られ、作り方の説明がありました。

「穴をあける位置は?」「穴の大きさは?」と参加者から質問が飛びます。

講師の武田さんは、「みなさん、頭を柔らかくして~自由につくっていいんですよ」と声をかけられていました。

参加者の皆さんは、思い思い自由にカホンづくりに夢中になっていました。

最後は飾り付けをして、世界に一つだけのオリジナルなカホンが出来上がりました!

ダンボールカホンが出来上がったところで、音楽室へ移動します。

音楽室では全員で車座に座り、宝塚ふぁみりぃ劇場とつながりのある小川さんからカホンの叩き方を教わりました。

まずはリズム譜を見ながら、簡単な4拍子のリズムをみんなで叩きます。

叩く音が揃うと迫力のある音となって音楽室に響きました。

5種類ほどの叩き方を順にみんなで叩くうちに一体感のようなものが生まれ、参加者の皆さんも自然と笑顔に。

リズムが刻めたところで、4拍子の音楽に合わせて好きなように叩いてみます。

曲に合わせて、皆さん楽しそうにリズムを刻んでいたのが印象的でした。

 

【トークでみんなの想いを知る】

そして、楽しい雰囲気はそのままにナビゲーターやゲストと参加者でのトークの時間。

参加者に舞台鑑賞での体験や感想や普段のどんな活動をしているか、この講座に参加したきっかけなどをお話いただきました。また、「カホンをみんなで叩いて、とてもたのしかった。ダンボールで手軽に作れるし、このカホンを使って大人数で叩くようなイベントをしたい。」とカホンを使って、これからの活動を考える方もいらっしゃいました。

喜多河さんからは「生の舞台を大勢で一緒に観るという感動がこども達に必要」、武田さんからは「大人と子供の境がどこでできてしまったのか。大人とこどもの違いは経験と知識があるかないか。大人になっても失敗してもいいし、怒られてもいいからまずはやってみることが大事」とメッセージをいただきました。

最後にご参加いただいた皆さんに、「今日のイベントを通して、明日からやってみようかな!」と思うことや感想を紙に書いていただきました。

「興味をもって行動範囲を少し広げる!アンテナを張る!」

「人の集まる場・機会づくり 外に出るきっかけ 様々な方と出会って創っていきたい」

「初対面の方とも手伝い合いながらカホンをつくることができ、人の温かさ、つながりっていいなと感じました」

「まずはゴミ拾いとあいさつから!宝塚を素敵なまちにしたいです」

など、今回のイベントを通して、人とのつながりの大切さや豊かさを感じていただけたようです。

これからもカホンを使ってご家庭で、地域で楽しみながら、人と人、人と場のつながりについて目を向け、地域での活動に興味をもったり、参加していただけたら嬉しいです。

 

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

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