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イベントレポート「ゆめ・まち 大人の社会科見学in宝塚 2024」 特別回/クリニカルアートで出会う!まちを楽しくするヒント

「ゆめ・まち 大人の社会科見学」は、こどものころの社会科見学で感じたあのワクワク感はそのままに、大人になった自分の視点から見る「まち」の魅力や課題を考えることで、「まち」をもっと好きになるプログラムです。

この講座での気づきや出会いから、宝塚の「まち」への新しい視点や関わり方を「新発見」・「再発見」しました。

 

<ゆめ・まち 大人の社会科見学in宝塚2024>の特別回は、9月28日(土)14:00~16:00に「クリニカルアートで出会う!まちを楽しくするヒント」を宝塚市役所大会議室で開催しました。

特別回では、第1回、第2回の参加者と宝塚にゆかりのある多様な方々が一堂に会して、宝塚の魅力や想いについて話し合いました。

 

【クリニカルアートで自然な交流を生む】

最初に、宝塚でランタン工房というアート教室をされている臨床美術士の坂本さんを講師に迎え、参加者のみなさんに臨床美術(クリニカルアート)のワークショップでコミュニケーションをとりながらアート作品をつくっていただきました。

まずは、隣同士、二人一組になり作業を進めます。画用紙に点を交代で描き、その点を結んでいくという作業を繰り返します。自分が思っていた線の描き方とは違った線や形が生まれ、それを交互に繰り返すことにより相手と自分の違いが見えてきます。

自然と会話や笑顔も生まれ、初めはぎこちなかった雰囲気もあっという間になごやかになりました。

線を描き終えたら、画用紙を半分に切り、さらに描いた線に沿って好きなように切り取ります。

切り取ったものに色鉛筆で色を塗っていきます。

坂本さんからは正解はないので、今の自分が感じたままに色を塗ってくださいと声掛けがあり、ムラなく塗ったり、模様を入れたり、グラデーションしてみたりと、みなさん思い思いに色塗りを楽しまれていました。

「普段、色鉛筆を持つことなんてなくなったけど、夢中になっちゃうね」という声も。

色塗りが完成したら、作品に合う色の台紙に貼り付けて、自分のサインをしたら完成です。

出来上がった作品は同じ順序を踏んで一緒に作ったものなのに、どれも一つとして同じものがないアート作品となりました。出来上がった作品を見ながら、会話も弾みます。

作品を一か所に集め並べて鑑賞すると、一つ一つは違うものなのに、全体でみると一つのアート作品となり、まるで「まち」のようです。

 

【「宝塚」を他人の視点から知る】

参加者同士がコミュニケーションをとれたところで、今度は宝塚の魅力や想いについて話あってもらいました。まず、旗の形をしたカードに自分が思う宝塚の魅力、宝塚への想いを書いていただきました。

それを班で見せ合い、自分が知っているとっておきの宝塚を紹介し合いました。各班でそれぞれに宝塚の魅力スポットについて話が盛り上がりました。

その後は、宝塚の魅力を書いた旗カードを宝塚の地図ボードに刺して、一目で宝塚の魅力が分かる「宝塚 魅力発見MAP」を作りました。

宝塚に住んでいたけど気づかなかったことや自分とは違った視点からみる宝塚の魅力や想いを知り、新たな発見があったのではないでしょうか。

 

ここで一旦、おやつタイムを挟みます。宝塚にある百合珈琲さんにご協力いただき、参加者にコーヒーとお菓子を提供いただきました。

参加者はコーヒーを飲みながら、「宝塚 魅力発見MAP」を見たり、クリニカルアートを鑑賞したりして交流を楽しんでいました。

 

【「好き」の想いが活動につながる】

次は、和やかな雰囲気はそのままにクロストークへ。

第1回、第2回のナビゲーターである武庫川がっこうの田村さんと宝塚ふぁみりぃ劇場の喜多河さん、そして宝塚市役所職員の古寺さんに登壇いただきました。

宝塚で活動されている田村さんと喜多河さんにはそれぞれの活動の内容や活動を始められたきっかけを話していただき、宝塚の推しスポットや趣味などのお話もありました。

お二人とも宝塚が好きで、守りたい景色や大切にしたい想いが活動につながっていました。

古寺さんからは宝塚市として取り組まれている企業や大学との連携や宝塚の「花のみち」のコンポストを利用した再生活動などの紹介があり、参加者も登壇者の話に興味深く耳を傾けていました。

最後にご参加いただいた皆さんに、「今日のイベントを通して、明日からやってみようかな!」と思うことや感想を紙に書いていただきました。

 

「宝塚の魅力を広める活動をされている方がたくさんいるのを改めて知りました。」

「市民が宝塚に関心を持ち続けることが大切だと思った」

「人と人が何かを縁につながることが広がればいいなと感じました」

「今回宝塚にゆかりのある方々の話を聞いて、風景、温泉、川など魅力がたくさんあることに気づかされました。何かの形で発信できたら…」

「鉄道の各駅前にこども達が集まる空間をつくりたい」

 

など、この特別回で宝塚の魅力や取組み、その想いについて交流をとおして知ることで、宝塚をさらに好きになっていただけたのではないでしょうか。

「好き」の想いを人とのつながりや交流で広めていただき、これからも魅力的な宝塚をもりあげていけるような活動につなげていただけたら嬉しいです。

 

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

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