4.302021
イベントレポート「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク 13. 理科 みんな集まれ!タンポポ調査隊♪」
小学生を対象とした春休み限定の体験学習プログラム、「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク」が3月29日 (月)から一週間にわたりオンラインで開催されました!
各日2種、計14種のプログラムを展開し、普段学校で学んでいる教科をまちのために活動する人たちが先生となって教えてくれました。オンライン開催ということで、関西だけでなく全国様々な地域から多くの方にご参加いただきました。
最終日である4 月4日 (日)の11:00-12:00には、「13. 理科 みんな集まれ!タンポポ調査隊♪」を開催いたしました。
身近なところで咲いているタンポポには、実は知らない“ふしぎ”がいっぱい!知っているようで知らないタンポポの性質をクイズ形式で学びつつ、自然の大切さについて考えます。
今回は公益社団法人 大阪自然環境保全協会の方に先生としてお越しいただきました。
≪タンポポの謎を探ろう!≫
タンポポって、とても身近でよく知っている植物ですよね。でも、本当にそうでしょうか。
例えばあなたがタンポポだと思っているそのお花、実はタンポポに似た、別の植物かもしれません!
そんな、知っているようで実は知らないタンポポの謎を全10問のクイズ形式で教えていただきました。
はじめはみんなが知っている、簡単な問題から。
みんな自信を持って、画面に向かって回答してくれました。
ですが問題が難しくなるにつれて、首をかしげる子がちらほら。
例えば「タンポポに最も近い種類は、①レタス ②ダイコン ③ヒマワリ 次のうちどれですか?」これは難題です…。
なんと正解はレタス!スーパーに並んでいる姿からは想像できませんが、レタスはタンポポによく似た花が咲くそうで、子ども達だけでなく大人も驚きの問題でした。
≪外国のタンポポと日本のタンポポ≫
また、「外国のタンポポと日本のタンポポはどこが違うか」という問題では、比較写真を見たこども達がたくさん違いを発見し、素晴らしい観察力を見せてくれました。
先生の解説によると、外国のタンポポは市街地に多く生育し、昔ながらの自然が残る農村には、日本のタンポポが多いそうです。
昔は日本のタンポポがたくさんありましたが、段々と自然が減って減少し、外国のタンポポが増えてしまいました。
しかし、最近はまた日本のタンポポの数が増えてきていて、日本のタンポポと外国のタンポポの雑種も増えてきているそうです。
≪タンポポ調査隊になろう!≫
ここまで色々なタンポポの“ふしぎ”を学んできましたが、今日得た知識を存分に活かし、「タンポポ調査隊」に参加しませんか?
先生から、タンポポ調査隊の任務が発表されました!
まずはタンポポを探して、摘んできます。そしてよく観察して種類を調べ、見つけた場所等を書いて、キットに同封されている調査用紙を完成させます。
それを大阪自然環境保全協会に郵送すると、先生が調べてくださり、調査報告に加えてもらえます。
みんなで協力すれば、色々な地域の状況が調べられますね。
最後に先生から質問です。「なんでタンポポなんか調べていると思いますか?」
答えは、タンポポを調べることで、自然環境がどう変わって、日本の昔からある良い自然(里山)がどのくらい残っているかが分かるから、だそうです。
タンポポを調べることは、自然環境を調べることと繋がっているんですね。
みなさん、全国各地からご参加ありがとうございました!
ぜひタンポポ調査隊になって、日本の自然について調べる、お手伝いをしてくださいね!
今後も「阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボ」では、こども達の学びの機会となるプログラムを開催していきます。