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イベントレポート「阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボvol.90 ゆめ・まち こどもラボ 冬野菜を丸ごといただき!無駄なく料理を楽しもう」

「触れる!感じる!ゆめ・まち こどもラボ」は「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」が地域の市民団体や企業と協働し、それぞれの強みやリソースを持ち寄ることで、こども達に五感を使ってワクワクする「体験」や「学び」の機会を提供するプログラム。

みなさんからいただいた参加費は全額、地域を支える市民団体に寄付します。

第2回目は12月14日(土)に「冬野菜を丸ごといただき!無駄なく料理を楽しもう」を大阪ガス ハグミュージアムにて開催しました!

 

<身近にあるエコ活動>

まず、パートナー企業の大阪ガスネットワーク株式会社さんから日頃、家庭でできるエコ活動について、わかりやすく話していただきました。地産地消や旬の野菜を買うことや、エネルギーの効率的な使い方等、普段の生活の中で実践できるそうです。

そして、今回のクッキングで使う野菜は無農薬で作られているので皮まで食べることができるため、ゴミの削減になり、これもエコ活動の1つですよと教えていただきました。

 

<食材が食卓に並ぶまで>

続いて、キッズファームin京都大原さんからは冬野菜についてのクイズを交えながら、冬野菜にはどんな種類があるのか、畑でどのように育てられるのかを教えていただきました。

種クイズでは4種類の種を見比べて、何の冬野菜の種なのかを想像力を働かせて親子で考えてもらいました。配られた種は是非おうちで育ててみてくださいね。また、畑で採れたニンジン同士がくっついた写真を見て、「わあ!」と驚く様子も。

実際に畑で育つ野菜や土づくりから収穫までを学び、新しい発見があったのではないでしょうか。

冬野菜について学んだ後は、キッズファームin京都大原さんで採れた大根とニンジンを使って生の状態とキッチングリルで焼いた状態とで食べ比べをしました。

「甘い!」や「生の大根は辛いけど、加熱したのはおいしい」「焼くとたべやすくなる」など、親子で味を確かめ合ったり感想を伝えたりして、調理による味の違いを感じました。

 

<冬野菜を使って無駄なくクッキング>

さあ、ここからはみなさんが楽しみにしていたクッキングに挑戦!

今回つくるメニューは、

・鶏肉と冬野菜のクリームシチュー
・水菜とベーコンのグリーンサラダ~ニンジンドレッシング~
・さつまいも蒸しパン

キッズファームin京都大原さんから提供いただいた野菜は無農薬で作られているので、皮ごとおいしく食べられます。ハグミュージアムの大阪ガスクッキングスクール調理講師から、野菜の切り方、調理手順の説明がありました。

その後実際に野菜を切ったり、炒めたり、グリルを使用したりして調理を進めます。こども達は真剣な表情で一つ一つの調理に丁寧に取り組んでいました。

調理が進むにつれて、会場内にいい匂いが漂ってきます。
1品、また1品と親子で協力して、おいしそうな料理がテーブルに並びます。

できあがった班から講師のみなさんと一緒に「いただきます」をして、お食事タイム。

「おいしい~!」

「私がつくったの!」

「野菜いっぱい食べられるよ!」

など、親子の会話にも花がさき、こども達の笑顔が弾けました。

 

<エネルギーも野菜も工夫して使おう>

ここで少し、大阪ガスネットワーク株式会社さんが取り組んでいるメタネーション技術ついて紹介がありました。地球温暖化の原因となる二酸化炭素からメタンガスにつくりかえることによって二酸化炭素を排出するのではなく、循環させる技術なのだそうです。

2025年大阪・関西万博にもメタネーションを紹介するパビリオンを出すそうなので、ぜひ行ってみてくださいね。

そして、キッズファームin京都大原さんに再び登壇いただき、今回のプログラムのふりかえりをしていただきました。

キッズファームin京都大原さんの畑では自然の中で無農薬で野菜をつくっているため、天気や虫の影響を受けます。例えば、雨が少なく、気温も高い日が続くと、大根に穴があいたり、白菜が緑の葉で広がってしまったり。また、今年は11月頃まで暖かい日が続いたために虫の活動期間が長くなり、何の野菜か分からなくなるほど虫に食べられてしまいました。

普段みんながスーパーで見る野菜はきれいなものだけを選別して売られています。本当は畑では形がきれいな野菜だけではなく、おもしろい形の野菜も採れるんですよと、実際にキッズファームin京都大原さんの畑で採れたおもしろい形のニンジンを見せてくれました。

参加者のみなさんはニンジンを手に取って興味深そうに見ていました。

形が悪い野菜や穴があいた大根や葉、広がった白菜なども工夫をして食べることができることを教えていただきました。

最後に、普段みんなが食べている野菜や魚、お肉などは、生産者が苦労して育てたものなので、それを当たり前とは思わずに感謝して食べてほしいと呼びかけていました。

 

こども達に感想を聞いてみると…

「料理が楽しかった。おいしかった。」

「グリルで焼くと、ゆでた時とはちがう味がでた。」

「二酸化炭素は再利用ができることがへぇーと思った。」

「大根に穴があいたり、ニンジンがくっついたりしたことにびっくりした。」

「大根の穴があいても工夫して食べれることを知った。」

「家でもう一回つくってみたい。」

「一人でゴミを1キロも出していることに多いなと思いました。」

など、たくさんの発見や気づきがあったようです。

ワクワクするような料理体験を通して、環境にやさしい調理や食の大切さを学ぶことができたのではないでしょうか。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

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