1.222025
イベントレポート「阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボvol.90 ゆめ・まち こどもラボ 魚のおうちづくりに挑戦!海の中の生活を知ろう」
「触れる!感じる!ゆめ・まち こどもラボ」は「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」が地域の市民団体や企業と協働し、それぞれの強みやリソースを持ち寄ることで、こども達に五感を使ってワクワクする「体験」や「学び」の機会を提供するプログラム。
みなさんからいただいた参加費は全額、地域を支える市民団体に寄付します。
第1回目は12月1日(日)に「魚のおうちづくりに挑戦!海の中の生活を知ろう」を西宮市にある古野電気株式会社 SOUTHWINGにて開催しました!
<SDGsな魚を守る技術って?>
まず、パートナー企業の古野電気株式会社さんから事業紹介、企業での取り組みやその想いを話していただきました。
古野電気株式会社さんでは、魚がどこにいるかを探る魚群探知機やソナー、船の場所を確認できるレーダーなど、海で働く人の安心安全をサポートする船舶機器をつくっています。
今では、海中にいる魚の大きさや種類なども船の上から分かるようになり、魚を捕るための技術から魚を守るための技術へと進化しているそうです。成長段階の小さい魚ではなく十分に成長した魚を狙って漁をすることでどんなメリットがあるか、参加者のみなさんに考えてもらいました。
未来に豊かな海を残す取組みについて学んだ後は、古野電気株式会社公式アンバサダーのさかなのおにいさん「かわちゃん」の登場です!
<海の生き物のびっくり知識>
元気よく登場したかわちゃんに負けないくらいの元気な返事で応えてくれた参加者のみなさん。
かわちゃんのお魚クイズでは、海にすむ生き物の特徴をイラストとクイズで楽しく学びました。
かわちゃんのお魚クイズは4コマ漫画のようになっていて、最後にオチがつく面白いストーリーに参加者も保護者も自然に笑顔がこぼれます。
クイズの最後に、実際の海の中の写真を見て、地球環境が変わったことが原因で海の様子が大きく変化してしまっていることを知りました。生き物が集う豊かな海が、たった7年で彩りを失っています。
かわちゃんから「豊かな海と、岩だらけで生き物や海草がいない海とどっちがいいかな」と問いかけがあり、これからどうしたらよいかを考えるきっかけとなったのではないでしょうか。
そして、「さかなを好きになると海はゆたかになる」とメッセージをもらいました。みんなが魚や海を好きになって関心を持ち続けることで、将来に豊かな海を残すことにつながると思います。
<アマモの苗づくりと豊かな海を未来へつなぐ活動>
さあ、ここからは海にすむ魚にとって大切な役割を果たしている「アマモ」の育苗ポットをつくります。
その前に、NPO法人大阪海さくらさんから魚の棲み家になる海草「アマモ」について、どんな役割りがあるのか、どのように育つのか、教えていただきました。
NPO法人大阪海さくらさんは大阪に豊かな海を育みたいという想いから、「楽しくゴミ拾い」をモットーに清掃活動を行ったり、大阪湾の海にアマモ場を増やそうと、毎年3月にアマモ移植祭というイベントで、種から育てたアマモの苗を海の中に植える活動を行っています。
アマモの育苗ポットづくりでは、参加者はポットに入れた水に塩を溶かし海水を作ったり、海の砂にとても小さな種を植えたりと、一つ一つ丁寧に作業を進めていました。
育苗ポットが完成したら、あとはおうちに持ち帰り、参加者のみなさんで育てていただきます。
アマモの発芽はまず、種から白い糸のようなセンサーが出てきて発芽のタイミングをみるそうです。発芽の条件に合うと緑色の葉がでてきます。条件が合わないと発芽をしないため、NPO法人大阪海さくらさんからは「冬の海底がどんな環境か想像して育苗ポットを置く場所を考えてみてください」とお話がありました。
また、「アマモを育てるのは一筋縄ではいかないため、うまく育たなくてもまた挑戦してほしいし、このことをきっかけに海のことに興味をもってほしい」とメッセージをいただきました。
3月にあるアマモ移植祭(2025年3月30日(日)12時 高師浜集合)にもぜひ参加していただけたら、うれしいです。
最後にこども達にプログラムで「へぇー」と思ったことや、楽しかったことを書いてもらいました。
「はじめてアマモを知った!」
「クイズで魚のことが知れて海を好きになった」
「アマモが海の生き物のすみ家になったり、卵を産む場所になったり、地球温暖化をふせいだりして何重にも役立つことがへぇーと思った。」
「魚のクイズでいろんな知識が増えた。」
「アマモをつくるのが楽しかったです。元気にそだってほしいです。」
「半分近くの漁船とか41%の商船にFURUNOの機械がのっていることにへぇーと思いました。」
など、たくさんの発見や気づきがあったようです。
海を守り育む人たちや海の中にいる生き物、環境について学び、その課題に対しての活動を知ることで、未来へ自分たちが好きな海を残すにはどうしたらよいかを考える機会になったのではないでしょうか。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。