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イベントレポート「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク 11.総合 「おうちお茶会」を楽しもう~和文化・作法にチャレンジ!~

小学生を対象とした春休み限定の体験学習プログラム、「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク」が3月29日 (月)から一週間にわたりオンラインで開催されました!
各日2種、計14種のプログラムを展開し、普段学校で学んでいる教科をまちのために活動する人たちが先生となって教えてくれました。オンライン開催ということで、関西だけでなく全国様々な地域から多くの方にご参加いただきました。

4月3日(土)10:30~11:30に、「11.総合 「おうちお茶会」を楽しもう~和文化・作法にチャレンジ!~」を開催いたしました。

難しいと思われがちな茶道を、クイズで楽しく和文化や作法を学びながら、お抹茶を自分で点てて飲んでみました。
担当する先生は和文化の玉手箱の福崎希美さんです。

お抹茶を飲んだことがある人、お茶会に参加したことがある人に手を挙げてもらうと、半分以上は経験がありませんでした。
はじめての自分の点てるお茶が楽しみですね。

 

≪お茶の歴史と和の心

まずは茶道の歴史について学んでみましょう!
3択クイズに答えていきます。

お茶が中国から伝わったのはいつ?
今の形に完成したのはいつ?
誰が完成させたかな?

1000年前の平安時代から始まり、室町時代に今の形になったと聞いてみんな驚きの表情でした。

茶道をすると「和敬清寂(わけいせいじゃく)」の心が身につきます。
和:平和で穏やかな気持ち、けんかや争いないこと
敬:お互いに敬い合うこと
清:心の中をきれいにする
寂:必要以上にあわてたり落ち込んだ入りしない心

今日はこの言葉を覚えて、相手に対しても、自分に対しても、「和敬清寂」の心で向き合えるように身につけていきましょう。

 

お抹茶を点ててみよう!

お茶を点てる手順は3つ。
お茶碗を温める→お茶碗を拭く→お抹茶をいれる です。
動画を見てイメージを掴んだらさっそく点ててみましょう。

まずはお湯をお茶碗に入れて温めます。そのお湯で茶せんの動かし方の練習です。
「手首を使って軽くしゃかしゃかしゃかと動かしてくだい」と福崎先生からアドバイス。
手探りな様子で動かしていました。

湯を捨てたら布巾でよくふきます。
底は水が残りやすく、だまになってしまうので要注意!

さて、お待ちかねのお抹茶。茶杓ですくって入れたら先生にチェックしてもらいましょう。
お茶碗は、柄を自分の正面に見せて置いておきます。

ここで、お菓子を一口もぐもぐ。
お菓子を食べるとお抹茶がより一層おいしくなります。

さあ、お湯をゆっくりそそいで点てていきます。
まずは茶筅(ちゃせん)を優しく動かし、抹茶とお湯をなじませます。その後、12時と6時の方向にだけ動かして一気にかき混ぜていきます。
力を入れないようにしながら、一生懸命点てていきます。
最後は真ん中にふわっと泡がたつように、やってみましょう!

 

 

和作法でお抹茶を

できたお抹茶を飲んでみましょう。
お茶を飲む作法も一緒に学んでいきます。

軽く一礼をして、両手で持ち、お茶碗を回して・・・
背筋をピンと伸ばして、先生を見ながらお作法をやってみました。

飲んでみた表情は・・・ちょっと眉間にしわが寄っていますね・・・(笑)

感想を書いてもらって聞くと
「とても苦かった」「思ったより苦かった」「お茶碗が熱かった」
という方が多くいました。

苦いという人はお砂糖と牛乳を混ぜて抹茶ラテにしたり、先にお菓子を多めに食べたり、抹茶の量を少なめに調整してもいいそうです。

「点てているときの香りが良かった」「思ったより簡単にたてられた」
「苦いけどちょっと甘くておいしかった」という声も。
みんなニコニコ笑顔で答えてくれました。

お茶碗の持ち方、茶杓の持ち方は、ご飯茶碗やおはしの持ち方に活かせます。
毎日使える和作法なんです。
簡単で短い動きですが、けじめとなる作法をすると心がホッと落ち着くので、きれいな指先を心掛けてやってみてくださいね。

最後は質問もたくさん出て、これから挑戦する意欲に溢れていました。
みなさん、全国各地からご参加ありがとうございました!

茶道は普段の生活にも活かせるもの。和の心で過ごしていってくださいね。
ぜひ家族にもふるまったり、一緒にお茶を点ててみたりしてください。

今後も「阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボ」では、こども達の学びの機会となるプログラムを開催していきます。

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