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ゆめ語り人紹介03「車イスでも露天風呂に入れる街にしたい」松本文さん(つどい場 このゆびとまれ)

10月12日(土)開催、ガーデンズゆめ会議のメインイベント「ゆめ会議」には、西宮でさまざまな活動をされている方々が「叶えば西宮での暮らしがもっと楽しくなる夢」を持って集結します。

そんな「ゆめ語り人」の皆さんに、夢を抱いたきっかけや想いを伺いました。

あなたも「ゆめ語り人」と一緒に、西宮の未来を語り合いませんか?

 

 

松本さんの夢

「車イスでも露天風呂に入れる街にしたい」

日常の楽しみごとのひとつであるお風呂を車イスの方でももっと楽しめる場や仕組みをつくりたい!

車イスの方々にとって、またその方を介助する家族やスタッフにとってお風呂はとても大変な作業です。

そのお風呂に入ることを「楽しみ」に変えて、出かけるきっかけを作りたいと思っています。

外に出られて、空を見て、お陽様を浴びて、自然や景色や、季節を感じられたらどんなに人間らしく。どんなに素敵かしら!!

 

夢を抱いたきっかけは?

長年、施設で介護士として働き、現場を見てきましたが、特に車イスの方々はスタッフの人手不足などの理由から散歩に出られなかったり、楽しみごとが少ないのが現状です。

そしてそれが「当たり前」になってしまっていることを悲しいなと感じています。

そんな方々を外に連れ出してあげたい!日常の楽しみを短い時間でももっと楽しめて笑顔になってほしい!…と思ったのがきっかけです。

 

もう少し夢の詳細を教えてください

お風呂に入ることが日常の楽しみという方は多いと思います。でも、車イスに乗っている方にとって、またその方を介助する家族やスタッフにとっては大変なこと。例えば、旅行には行けても、旅館やホテルには行けても、お風呂に入るのがとても難しいんです。車イス対応の設備のある宿は少なく、一人で入ることは難しいので最少1名は付き添いの介助者が必要になります。

 

もっと気軽に入れるような体制や設備がもし、西宮で整えば、

・甲子園で野球を見て、露天風呂で汗を流して帰る

・京都や神戸へ旅行に来て、西宮で露天風呂に入って帰る

そんな充実した旅行プランが組めるかもしれません。

 

車イスの方々にとって、お風呂を楽しめることで「出かけたい・旅行にいきたい」と思えるようになればいいなと思っています。

 

まずは西宮から。そして、全国に広がり、もっと旅行がしやすくなれば、全国の介護交流が深まるのではないでしょうか!

 

この「車イスで露天風呂」は、企業やお金設けではなく、地域福祉の一環として取り組める方法を考えたいと思っています。

ボランティアの方や、介護職や看護職を引退された方をはじめ、ご自分の得意分野をご持参いただける方。認知症と診断されたけれどまだまだやれるところはやりたいとお考えの方など、年齢性別関係なく、さまざまな方と作っていきたいです。

 

プロフィール

松本文さん(つどい場 このゆびとまれ/家主)

1972年生。市内老人ホームで介護福祉士として勤務のかたわら、2人の男児育児中より思い描いていた“みんなが集まれる場”=“集い場”「このゆびとまれ」を2019年から住み開きにてスタート。毎週月曜日開催中!

Instagram @aya.matsu.family

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