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イベントレポート「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク2022」 8.総合 生活の中にある点字を読んでみよう

小学生を対象とした春休み限定の体験学習プログラム、「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク」が3月28日 (月)から一週間にわたりオンラインで開催!

各日2プログラム、計14プログラムを展開し、普段、学校で勉強している教科を、まちのために活動する人たちが先生となって教えてくれるというイベント!
オンライン開催ということで、関西だけでなく全国様々な地域から多くの方にご参加いただきました。

 

さて、3月31日(木)14:00~15:15は、「8.総合 生活の中にある点字を読んでみよう」を開催!

 

日常生活の中にある点字に触れながら、点字の仕組み、読み方を理解していきます。

担当する先生は、公益財団法人 大阪YWCA点字子ども図書室の片山さんと片岡さんです。

<点字ってどんなもの?>

まずは点字がどのようなものなのかについて知っていきます。点字は6つの点の組み合わせや配置によって、50音を表すことができ、点の凸面を人差し指の腹側を使いながら、文字を読み解いていきます。

点字の読み方を一通り先生に教わった後、実際に何と書いてあるのかクイズ形式で点字を読んでいきます。答えを紙に書いて画面に映していきますが、みなさんさすがです。ばっちり正解されていますね。

<点字カードクイズに挑戦してみよう>

続いて、濁音や数字を表す記号など、読み方が少し複雑になる場合や文章の読み方についても先生から教わっていきます。

そして先生から事前に配布された点字カードを使って、何と書いてあるのかみなさんに実際に読んでみてもらいました。3分間のワークの中で、とても集中して取り組んでいただいていて、先生が「何と読むかわかる人~?」と聞くと、みなさん元気よく手を挙げて、当てられた方から答えを発表していきます。

最後は答え合わせをしました。

下の写真の⑤は“2022年”と読むそう!なかなかの難問でした!

<おうちの中の点字探しゲーム>

みなさんのおうちの中にある食品や日用品などの身近なもので、点字表示や便利なサインがあるものを3分間で探してきてもらいます。

先生が「よーい、スタート!」というと、みなさん一斉におうちの中を探し回ります。時間になり、みなさんが画面の前に戻ってきてくれると、カメラの前には、それぞれ見つけてきたものを映してくれました。

コンソメスープやジャム、オリーブオイルなど様々なものに点字が記されていることがわかりました。

目が見えない人や見えにくい人にとって、「シャンプーとリンス」「牛乳と他の紙パックの飲み物」など、同じような形のものを判別するには、点字や切れ込み、凹凸などのサインがとても重要だということも知ることができました。

そして、最後に先生から、杖を持っている方や盲導犬を連れている方など目の不自由な方を、まちで見かけたときにどのように声を掛けたらよいのかについてお話しいただきました。

声をかけるポイントとして、目の不自由な方が必ずしもお手伝いが必要だとは限らないため、まずは近くに寄ってから「何かお手伝いしましょうか?」と尋ねることや、もし場所を尋ねられた時には「あっち」や「そっち」と伝えるのではなく、具体的な方向や距離を伝えることが大切なのだそうです。

今回のプログラムを通じて、みなさんが点字の読み方や目の不自由な方への関わり方について理解が深め、さらにその学びを日常生活の中で活用できる場面があれば大変嬉しく思います。

 

ご参加いただきありがとうございました!

 

 

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