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イベントレポート「ゆめ・まち×スタジモこども学びウィーク 4. 生活の中にある点字を読んでみよう!」

小学生を対象とした春休み限定の体験学習プログラム、「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク」が3月25日 (月)から5日間にわたりオンラインで開催!

各日2プログラム、計10プログラムを展開し、普段、学校で勉強している教科を、まちのために活動する人たちが先生となって教えてくれるというイベント!関西だけでなく全国様々な地域から多くの方にご応募いただきました。

 

さて、3月26日(火)14:00~15:15に、「ゆめ・まち×スタジモこども学びウィーク 4. 生活の中にある点字を読んでみよう!」を開催いたしました。

 

【生活の中にある点字】

講師は「公益財団法人 大阪YWCA 点字子ども図書室」の片山さん。

この講座では、生活の中で使われている点字についてその仕組みを学び、実際に点字を触ってみて読むことにチャレンジします。

まず、参加者の皆さんに自己紹介と共に身の回りで見つけた点字について発表してもらいました。
エレベーターやトイレ、駅の券売機などのように街の中にあるものや、加湿器や電子レンジなどの電化製品、ドレッシングやラップ、ボンドなどの容器のように家の中にあるものなど、様々なところで見つけた点字を発表してくれました。

 

【実際に点字を読んでみよう!】

初めに、点字でどのように文字を表すかを教えていただきました。

点字は6個の点を組み合わせて表現します。

解読の難しさをレベルに分けて、簡単なものから順に読み方を教わりました。

点字の読み方を学んだところで、点字のあいうえお表を使って、実際に点字を読むことにチャレンジします。

「あめ」「サッカー」「しょーぎ(将棋)」という3問に挑戦し、手を挙げて答えを発表してくれました!

ふりかけの袋やジャムの瓶、ケチャップの容器やお酒の缶にも点字で表示がされているそうなので、読んでみてくださいね。

 

【指で点字を読み取ってみよう!】

さて、これまでは点字を目で見て読むことにチャレンジしましたが、今度は手の指で点字を読み取ることにチャレンジします!

事前に手元に届いている点字の印刷された紙の中から指で触って「あ、1、a」の3つの点字を探します。

点字を指で読むのも大変難しいですが、点字が書いてある場所を探すのも大変だということが分かりました。

その大変さを解消するために、最近では点字以外に目の見えない方に分かりやすいサインも使われているそうです。牛乳のパックには切れ込みが入っていたり、シャンプーのボトルには3つのラインが入っていたり、パソコンのキーボードにはFとJのキーに突起が付いていたり、お札にもサインが付いているそうです。

さらにおもちゃにも、目の見えない方でも遊べるようにサインが付いていたり、検温計の表示も以前よりも大きくなっていたり誰にでも分かりやすいような工夫がされていることを教えていただきました。

最後に講師の先生から

「最近はスマートフォンを使って音声で電子決済のアプリを立ち上げて支払いをすることができるようになったので、目の見えない方にも便利になりましたが、どこにスマートフォンをタッチしたらいいのかが分からないという声を聞いたことがあります。スマートフォンをかざす場所、カードを入れる場所は人が教えてくれないと分かりません。目の見えない方が困っていたら声を掛けることが大事です。他にも、ここにこんな点字やサインがあったらいいのにと気づいたことがあれば、大人の人に伝えてください。」

とメッセージをいただきました。

また、参加者のみなさんからは、

「いろいろな点字を知れて楽しかった。」

「今まで点字に興味を持ったことがなかったけれど、いろいろなものに点字が付いていることや点字の読み方を知って勉強になりました。」

などの感想を発表してもらいました。

生活の中にたくさんの点字があることやその読み方について学び、様々な気付きがあったのではないでしょうか。

今回の学びを活かして、街の中にあるたくさんのサインや点字について身近に感じていただけたら嬉しいです。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

 

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