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イベントレポート「ゆめ・まち 大人の社会科見学in豊中2023」 1-2/人とつながる社会科見学 “ショコラ”に注目!レザーのしおりづくり

「ゆめ・まち 大人の社会科見学」は、こどものころの社会科見学で感じたあのワクワク感はそのままに、大人になった自分の視点から見る「まち」の魅力や課題を考えることで、「まち」をもっと好きになるプログラムです。

この講座での気づきや出会いから、豊中の「まち」への新しい視点や関わり方を「新発見」・「再発見」しました。

 

<第1期:人とつながる社会科見学>の第2回目は、8月20日(日)10:00~12:30に「“ショコラ”に注目!レザーのしおりづくり」を対面で開催しました。

 

【コラボセンター “ショコラ”ってどんなところ?】

まずは第1回に引き続き、ナビゲーターである団欒長屋プロジェクトの渕上桃子さんから、豊中での団欒長屋プロジェクトの取り組みについてお話いただきました。

団欒長屋プロジェクトでは、「こどもを中心とした多世代交流の拠点づくり」を掲げ、こどもの居場所として学童保育、こども食堂などをおこなうとともに、地域の方を取材し、「だんらんしんぶん」を発行しています。また、まちのお祭りでは、こども達自身が企画・出店するなど地域と繋がりながら、こども達を見守る活動を行っています。

そのような地域活動が行われている豊中で、2023年2月に庄内地区にコラボセンター“ショコラ”が誕生しました。

その“ショコラ”について、豊中市職員の方から施設の説明を受け、実際に館内を見学。

“ショコラ”には出産・子育てや就労支援、健康相談など9つの施設が入っており、今回は1、2階を案内していただきました。

1階には子育て支援センターや地域の活動の支援センターがあり、素敵な吹き抜けの中央階段を上がると、ガラス張りの図書館が目に入ってきます。この図書館では飲食・会話可能とし、よりリラックスした雰囲気で本に触れることができます。

“ショコラ”の見学から戻ってきたところで、この施設でリサイクル本の活動をされている「しょうないREK」の小池さんからお話を聞きました。

図書館から出る廃棄本は、以前は市民に無料配布されていたそうですが、後日に古紙回収に出されてしまうことが多かったそうです。そこで、廃棄本の無料配布ではなく販売し、売上金を地域の情報誌制作やこども向けプログラムなどの地域活動に還元しています。

また、“ショコラ”内にリサイクル本棚とカフェを併設し、夏休みで給食のない日にはお弁当の配布も行っています。ワンフロアに地域活動の場が揃っていることで、様々な世代の方が利用しやすい環境となっているのが“ショコラ”の特徴です。

 

【レザーを使ってこだわりのオリジナルしおりづくり】

いよいよお待ちかね!次は、“ショコラ”のご近所にあるLeather Factory Cooの久保さんによるレザーのしおりづくりです。

革製品は動物の皮の再利用をしており、SDGsにもつながっているというお話の後、しおりづくりのレクチャーをしていただきました。

参加者のみなさんにはまず、革をお好みの形に切るところから挑戦していただきました。

思ったより革が固く、力のいる作業になりましたが、みなさん丁寧に切り出されていました。思い思いの形に切った後は、紐を通す穴を開け、お好みでしおりに型押しをしたり、好きな色でショコラのマークを描いたりと、作業を楽しんでいる様子でした。

分からないところや力がいるところなどは、講師の方が声をかけたり、丁寧に教えたりしながら、和やかな雰囲気でワークショップが進んでいきました。

みなさん、こだわりの素敵なオリジナルしおりが完成し、自然と笑顔がこぼれていました。

今回使用した革はヌメ革なので、経年変化も楽しみながら使っていただけたらと思います。

 

【“ショコラ”で人とつながり、地域とつながる】

ここからは、ナビゲーターの渕上さん、プレゼンターの小池さん、ゲストの久保さんと司会者のクロストークタイム。

はじめは、それぞれの趣味などをお聞きしながら、興味を持っていること、好きなことをお話していただきました。

みなさん、趣味を大切にしながらやはり、人とつながることが好きだったり、ボランティアなどをして地域と繋がったりしていました。そして、この豊中が好きということがとても伝わってきました。

これからも“ショコラ”で地域の方が集まるような活動を通して、多くの人に地域にこんな人がいたんだ、こんな活動があったんだという発見を届けたいという思いをお話くださいました。

“ショコラ”での今後の活動がますます楽しみになりますね。

最後にご参加いただいた皆さんに、「今日のイベントを通して、明日からやってみようかな!」と思うことや感想を紙に書いていただきました。

 

「自分の活動エリアの中にショコラの様な施設があるのはとても良いと思いました」

「今まであまり意識していなかったけど、地域とのつながりを改めて考えてみたい」

「庄内にはすてきな施設があって色々な取り組みをされている方がいることが分かりました」

「リサイクル本を見てみたいと思った」

 

など、このイベントで “ショコラ”のことや地域での取り組みを知っていただいたり、地域とつながりについて興味をもっていただけたりしたようです。

これからも“ショコラ”に足を運んでいただき、地域での活動に参加してみてはいかがでしょうか。楽しみながら、地域とつながっていただけたら嬉しいです。

 

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

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