「ゆめ･まち 大人の社会科見学」は、こどものころの社会科見学で感じたあのワクワク感はそのままに、大人になった自分の視点から見る「まち」の魅力や課題を考えることで、「まち」をもっと好きになるプログラムです。
昨年度に引き続き、2022年度も西宮を取り上げ、阪神間を中心に全国から18歳以上の「西宮を新発見・再発見」したい方々にご参加いただき、地域団体と協働してオンラインと対面で開催しています。

＜第２期：まちの社会科見学＞の第2回は、2月18日（土）10:00～12:30に「GPSアートウォークで魅力を新発見！大人の西宮めぐり」を対面型で開催しました。
ナビゲーターは第1回に引き続き、NPO法人なごみの田村 幸大さんです。
まずは鳴尾東公民館で、田村さんから鳴尾東地区での活動を紹介、そして世界中で活躍されているGPSランナーの志水 直樹さんからはご自身の活動やGPSアートウォークの紹介をしていただきました。

【GPSアートウォークに挑戦！】
今回は、鳴尾東公民館すぐそばの「笠屋南公園」がスタート＆ゴール地点です。
歩く軌跡がGPS機能によって表示されるアプリを各自スマホにインストールいただき「スタート」ボタンを押して、いよいよ出発！
皆さん、はじめましての方同士、そして、はじめて鳴尾東地区に来られた方も多く、新鮮な気持ちで歩き始めました。
周りの方と軽く自己紹介をしていただきながら進んでいくと、徐々に街並みが移り変わります。お風呂屋さん、商店街など、西宮でも最近減りつつある風景に、皆さん、懐かしさや嬉しさを感じられて、お話が弾みます。
広い道に出ると、「ああ、ここの道か！」という声が。
車では通りがかったことがある道も、ウォーキングではまた違う視点からまちを感じることができますね。

少し歩くと、鳴尾のまちといえば！の「武庫川女子大学」「兵庫医科大学」が見えてきました。大きなキャンパスの間を通り抜けながら、皆さんの学生時代の話や参加されている大学生の方の普段の暮らしなど、参加者同士でわいわいお話が広がります。

休憩地点の公園に到着！お茶を飲んで、ほっと一息。
ブランコの横にふと咲いている黄色い花に癒されます。蝋梅（ロウバイ）という冬に咲くかわいい花。普段は気づかないことも、まちをみんなで歩くことで気づくことがありますね。

日本一低い（らしい！）ガードレール、阪神武庫川線の横を通過し、先ほどスタートした笠屋南公園にゴール！

さあ、皆さん、スタートのときにポケットにしまったスマホを取り出していただき、どんな絵が完成したかを確認しましょう！

おお！これは、西宮神社の鳥居ですね！

志水さんより「今年も皆さんに幸せになっていただきたいので、西宮神社にあやかって福男の鳥居をイメージして歩いてみました！」とのこと。
東鳴尾のまちをみんなでワイワイお話しながら歩いた軌跡が、地図上でGPSアートに！
「1時間も歩いたけど、これを見たらうれしくて、疲れもふっとびました！」「普段あまり歩かないけど、このGPSウォークのやり方を知れて楽しかったです！　他のまちや家の近所でもやりたいです！」と感想をいただきました。

【コミュニティについて世代を越えて話そう！】
今回の最終目的地である、NPO法人なごみさんが運営している「まちcafeなごみ」に立ち寄り、活動拠点を直接見ていただいた後、場所を東鳴尾2丁目自治会館に移して、鳴尾東地区での「なごみ」の活動について田村さんに詳しく話していただきました。

その後、まちcaféなごみのお手伝いに来ていた学生さんも加わって、グループに分かれてコミュニティ活動を広げていくにはどうしたらいいのか、コミュニティに参加するキッカケ等の意見交換をしました。
普段なかなか話すことがない世代同士の交流でしたが、お互いの思いや考えを話し合い、盛り上がっていました。

最後にご参加いただいた皆さんに、このプログラムへの参加をきっかけに、「明日からやってみようかな！」と思うことを紙に書いていただきました。

「とにかく一歩踏み出す！」
「今回のような楽しめる交流活動に積極的に参加する！」
「常にアンテナ高く！」
など、皆さんにとって前向きで新しい刺激となったようです。

このプログラムでコミュニティ活動に興味をもっていただいたことを、皆さんの明日からのアクションに繋げていただけたら嬉しいです。

ゆめ･まち 大人の社会科見学in西宮、全4回が終了しました。色々な視点から西宮を新発見、再発見していただけたのではないかなと思います。

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
これからもゆめ･まちソーシャルラボにご期待ください！
また、お会いできることを楽しみにしています。

※一部、写真撮影のみ、マスクを外しております。