4.302021
イベントレポート「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク 14. 図工 たんぽぽ畑にかくれんぼことり」
小学生を対象とした春休み限定の体験学習プログラム、「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク」が3月29日 (月)から一週間にわたりオンラインで開催されました!
各日2種、計14種のプログラムを展開し、普段学校で学んでいる教科をまちのために活動する人たちが先生となって教えてくれました。オンライン開催ということで、関西だけでなく全国様々な地域から多くの方にご参加いただきました。
最終日の最後の授業4月4日 (日)の11:30-15:00には、「14. 図工 たんぽぽ畑にかくれんぼことり」を開催いたしました。
ストーリーを楽しみながら、クレヨンや絵の具を使って自由にキャンバスの中にお花畑を作っていきます。みんな同じ材料で同じことをしても、それぞれ違った表現になる発見や素晴らしさを学びます。
担当する先生はハピネスキッズアートのもりもとさゆりさんです。
≪答えられるかな?たんぽぽクイズ≫
はじめに、もりもと先生からたんぽぽについてのクイズが出題されました。
「たんぽぽの葉っぱの形はどんな形?ギザギザかな?丸いかな?細長いかな?」
みんな学校の校庭や公園で触ったたんぽぽのことを思い浮かべています。
「たんぽぽの茎を切ったときに白い液体が出るけど、これは何のために出るのでしょう?」
「花が閉じた後、倒れた茎はそのまま枯れてしまう?それとも起き上がる?」
「たんぽぽの葉っぱは人間が食べられる?食べられない?」
おとなも「う~ん…」と悩んでしまうような質問に、みなさん元気よく手を挙げて答えてくれます。
「よく知っている」「見たことある」と思っていたたんぽぽの、知らなかった一面に触れることができました。
≪好きな色のクレヨンで自由に色をのせていこう≫
では、いよいよお絵描きをしていきます。
自分の好きな色のクレヨンを一本取って、みなさんの手元にあるキャンバスに自由に色をのせていきます。
「先生と同じようにはしないこと。自分の“好き”という気持ちを大事にしながら自由に色を塗ってください」と先生からアドバイス。
最初は「どこに塗っていいのかな?」と戸惑っていたみなさんも、先生の「自由に、好きなように塗ってください。これがことりの模様になりま~す」
という言葉から、たくさんのクレヨンを使ってどんどんカラフルなキャンバスにしていきます。
≪ことりがかくれんぼ!≫
次に、ことりの形をした透明なシートをキャンバスに貼り、スポンジを使ってカラフルなキャンバスを白くしていきます。
「えっ!せっかくたくさん色を塗ったのに、真っ白にしちゃうの?」
みなさんどういう風に作品が変わっていくのかワクワク、ドキドキです。
白く出来たら、ことりの形のシートをはがします。
みんなで一斉に「もういいか~い?」と声をかけると…
「もういい~よ~!」と、カラフルなことりが次々と姿をあらわしました!
みんな口々に「きれい~!」「かわいい!」と声をあげていました。
白く塗った部分は完全に真っ白になるわけではなく、下地に塗った色が透けてなんとも奥深い色合いです。
《たんぽぽ畑をつくってあげよう》
今度はペットボトルのキャップを使ってたんぽぽ畑を描いていきます。
キャップだけでなく、指を使ったり、布でできた羽やボタンで目を付けてあげて、たんぽぽ畑の中で楽しそうにかくれんぼ遊びをすることりが完成しました!
絵を描くことが難しそうで、苦手だと思っていた人も、いろんなものを使って自由に作品を作ったことで、「楽しかった!またやりたい!」と思ってもらえたようです。
上手に絵が描けるようになりたいと思って、他の人の絵と自分の絵を比較することも大事だけど、身近にあるものに興味をもったり、なんで?どうして?と疑問をもって調べること、そして失敗を経験することで「次はもっとこうしよう!」と考えることがとても大事なことだとお話してくださいました。
みなさんの真剣な表情から、先生の伝えたかったことは胸にしっかりと響いていることと感じました。
今後も「阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボ」では、こども達の学びの機会となるプログラムを開催していきます。